適応
タウヴィッドは、アルツハイマー病 (AD) の評価を受けている認知機能障害のある成人患者を対象に、脳内に凝集したタウ タンパク質による神経原線維変化 (NFT) の密度と分布を推定するための陽電子放出断層撮影法 (PET)
イメージングに使用されます。
使用制限
タウヴィッドは、慢性外傷性脳症 (CTE) の患者の評価に使用してはなりません。
アルツハイマー病 (AD) の評価を受けた患者における誤診リスク
タウヴィッドはアルツハイマー病の神経病理学の診断に必要な 2 つの要素の 1 つであるアミロイド β を標的としていません。タウヴィッドのタウ病理の検出パフォーマンスは、末期患者を対象に評価されました。その患者の大多
数は、B3 レベルのアルツハイマー病認知症と神経原線維変化 (NFT) 病理を有していました。タウヴィッドのタウ病理の検出パフォーマンスは、病理スペクトルの初期段階にある患者において、より低くなる可能性があります。
タウヴィッド検査陰性
タウヴィッド検査が陰性である患者では、アルツハイマー病の神経病理学の診断に該当するレベル (少なくとも中等度の皮質アミロイド病理の存在下におけるタウ病理スコアが B2) で神経原繊維変化が存在している可能性があります。タウヴィッド検査が陰性の患者では、アルツハイマー病病理が存在しないことを確認するために追加の評価を検討してください。
タウヴィッド検査偽陽性
非連続性の局所性な取り込みが存在する場合は、タウヴィッド検査が偽陽性である可能性があります。大脳新皮質におけるトレーサーの取り込みのみに基づき、タウヴィッド検査陽性と読影する必要があります。
慢性外傷性脳症 (CTE) の誤診リスク
タウヴィッドは、慢性外傷性脳症の評価を受けている患者に対する安全性と有効性が確立されていません。予備的な非臨床試験および臨床試験により、タウの構造と分布の違いがフロルタウシピル (18F) の結合を制限する可能性があることが示唆されています。したがって、慢性外傷性脳症の検出にタウヴィッドを使用しないでください。
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